子育て

楽しくないけどつらくもないものと、楽しいけどつらいものがあったとき、後者を選択できない。

ゼミに入る、ためになりそうな難しめな授業を受ける、あたりのライトなやつは腹括ってできるんだけど、子どもを産むとか、結婚するとか、そういうことに関してはいまいち決心がつかない。まだ学生だし決心するような時期ではないということもあるけど、でも20歳にもなれば「私は将来結婚して子供を産みたいんだ」とすでに決心している人もいるだろう。お金持ちと結婚したいという野望のためだけに、婚活パーティに足しげく通っている人が友だちの友だちあたりにいるらしいと聞いた。本当かは知らないけど、ない話でもなさそうだ。それと同じように、結婚出産を将来の希望進路として考えている人はいるだろう。

子どもなんか産みたくなきゃ産まなければいいんだけど、産まなかった場合

  • 配偶者が本当は子ども欲しい人だったらかわいそう
  • 大人になって成長する機会なんて育児くらいしかないのに、それを手放すのか?
  • 少子化に貢献するのか?
  • 自分の人格が歪んでいくのではないか?

っていう懸念がある。高校生の時とか、子どもがいない中年の先生は嫌な奴ばかりだったし、子どものいる先生は優しかった。それは単に甘いとかではなく、叱っていてもきちんと愛を感じた。

育児は「自分の意思ではどうにもならないこと」ばかりだと思うけど、それを経験することによって人間としての理解の幅が深まったり、他人や自分に寛容になったり、そういうこともあるのではないかと思う。話が通じる人とばかりいっしょにいると、ものすごく快適だろうけど視野がどんどん狭くなってしまいそうで若干怖い。それは将来的に子どもを持つ誰かを傷つけることになりやしないか、という不安がある。子どもを持つというのは本当にすごいことだと思うので、子どもを産まないとしても子どもを持つ人のことはあたたかく見守っていたいし、わたしで役に立つのなら何か手伝ってあげたいと思う。

産みたくないと思う理由は、

  • 子育てに関するひどい話が多い
  • 子どもをきちんと育てられる自信がない
  • 社会的責任が大きすぎる
  • 産むときに痛い←重要

これだ。産むときに痛くないんだったら正直子育てはしてみたい。でも痛いの超嫌だし、「お母さんになるんでしょ!(だから耐えなさい)」と言われる場合もあるらしい。お前がママになるんだよ!を彷彿とさせるけど、そんなのクソくらえだろ!お母さんだって痛いわ!つうかなんで女だけ痛い思いせなあかんねん、ボディラインは崩れるし身体はボロボロでしょ?嫌だよ…天から子どもが舞い降りてくるとかそういうのだったら全然いいですね。。

まあ何しろ妊娠・出産はそういう「は?なんでやねん」案件に出くわす可能性が非常に高そうなのでかなり不安。子どもが泣いてたら「すみません」って顔をしなきゃいけないのも正直うちにはよくわからん。子どもがうるせえって、オメーも50年前くらいには母乳を召し上がってぎゃんぎゃん泣いてたんですよねえ!??!?と思ってしまう。子どもは泣く生き物なんだから泣かせておけばいいじゃないですか。

あと友だちが毒親っぽい人に悩まされている案件がそこそこ多いし、母親がよく聞いているテレフォン人生相談を盗み聴く限り、親が子供に与える影響ってバチバチにでかくて、そう思うと自分が適切な愛情を子どもに与えられるかってかなり不安だし、何の保証も確証もないので怖い。「あなたには母親は向いています/いません診断」みたいのがあって、それにクリアしてたら産むのおすすめですよ~みたいのがあったらいいのになあ。

まあでも、親が子のすべてを育て上げるわけではないし、子も子で他者との生活の中で色々感じ取って学んでいくと思うので、あまり気にする必要はないと思うんだけど…。そして今考えることではないと思うんだけど、こういう不安を他人は持っていないんだろうか、と思って多々気になることがある。という話でした。以上です。