アルバイト

1月末くらいからクラウドソーシングで記事を書く仕事をしている。ありがたいことに複数のクライアントさんから継続的にお仕事を貰えているので、むしろ別のバイトをメインにしていた時よりも高収入を得られているんだけど、1日のほとんどを文章を書くことに費やしているのでたまに気が狂いそうになる。割に合わないことは百も承知だけど、同じ額の労働をするにあたっての精神的コスト(早起き、面接、交通費、人当たりよくニコニコしておくこと、他人に注意されることへのストレス)を考えるとやっぱこっちの方が100倍いいなあ、という結論に至ってしまう。いい加減この打たれ弱さをなんとかしないといけないとは思ってるんだけど、ストレスが掛かるとすぐに浪費してしまうので、そっちの方が割に合わないと感じてしまう。苦労は買ってでもしろ、という声が聞こえる。

わたしは強制されない限り早起きが苦手なので会社員がめちゃめちゃ向いてると思ってたんだけど(強制されるしフリーはきちんと働かないと稼げないし自分を律せる気がしない)、勉強と違って労働はお金になるので、やらないで遊ぶのではなく逆に朝から晩まで無限に働いてしまうということがわかった。就職せずこれ一本で生活できるようになったらどんなにいいかと思うが、どうすればこれ一本にできるのかよくわからない。

飲食店で働いていた頃、バイトが終わって地下鉄で家に帰る途中、さっきまで働いてたって事実がなんとなく嘘みたいで、よくタイムスリップした感覚に陥っていた。今日は夕方からさっきまでごはん食べたり時々休憩しつつずっと仕事をしていたんだけど、当時とまったく同じ感覚になっていて、しかも疲労感はNetflixでアニメを一日中見ていた時と大して変わらず4000円くらいが錬金されている、というすばらしい状態になんだか恍惚としてしまった。何より感覚的には働いてないので「明日もバイトかあ」みたいな憂鬱感がまるでない。褒められるので仕事は楽しいし黙々と書いてればいいだけなので最高。家にいるからチョコ食べ放題、すっぴんでオッケー!厄介なコミュニケーションもいらない!サイコー!

たまにアニメ見たいなゆっくりしたいなーって気持ちはあるけど、別に見ればいいのだ。納期長くもらってるのに即日か翌日に即納みたいなことを繰り返しているから仕事が途切れないだけで、ほんとはもっと余裕はあるし、休もうと思えば休めるんだから。学校が始まったらもう少しセーブしようかなと思う。

〜〜〜〜〜〜

今日就活の話を聞いたり父親の話を聞いたりして思ったけど、自分に素直さが足りなすぎてつらい。なんかもう、脳みそがこねくり回され過ぎている。20年くらいしか生きてねえくせに何を知ったような顔になってんだよ、オメーにわかることなんかなんにもねーよ!と己をぶん殴りたい。ぬるま湯に浸かったおれを熱湯に叩き落としてほしい。

就活業界に対して「なんか怪しい」「言うことが受験予備校みたいで気持ち悪い」「情報売られてそう」と思ってるのはわたしだけなんだろうか。こんなことを考えない人の方が就活はうまくいくんだろうなと思うとやるせない。「残り二年のうちにやりたいことやっとけ」と父親に言われて、「やりたいことないなあ、やりたいことってやれなくなった時に一番やりたくなるもんじゃん」って言ったんだけど、自分のひねくれ具合に絶望してしまったよ、もっと素直に生きたい…でもテスト終わったらしたいことをいっぱい考えたのにテストが終わったら毛ほどもやる気でなくなるの、わたし5万回はやってるから…

今日は以上です。明日はたぶんあみゅーるの話をします。(完)