女の子って本当に楽しい?

山形の地震が怖すぎて精神が不安定になって落ち着かなくなってしまった。怖いのでブログを書く。ブログを書いたとて怖さが落ち着くとは限らないんだけど、でもなんだかいてもたってもいられない。胸がざわざわする。

もうひとつ昔からやってるブログがあってお昼ごろに更新したんだけど、パソコンで読み直したら「。」がつくごとに改行する『読みやすさ徹底重視まとめサイトあるある文章』になっていてぞっとした。"わたしの文章"が失われつつある、と思った。スマホから書くと書いてる最中読みにくいので改行しまくってしまっただけ、と思いたいけど、今の仕事をしていることで自分の中の何かが明確に変わりつつあるような気がしてすごく怖い。地震のせいでこんなに神経が高ぶってるんだと思うけど、今とても恐怖だ。

収入が乏しくなっても、あの仕事はやめた方がいいんじゃないだろうか。文章を書くことが嫌いになりそうで怖い。あと、やりたいことややらなきゃいけないことがありすぎて、時間がない。次で長いお休みを貰うか、契約を終わりにしてもらおうかな…時間はあるはずなんだけど、なんだかんだ適切なタイミングで休みを取ろうとすると結局毎日働かないといけなくなる。わたしが自堕落な人間だから、休みが増える状態に適応してしまって休まないとやってられなくなっているだけかもしれないけど…。昔飲食店で5連勤とかしてたけど、よく生きてたな。

 

このツイート、純粋な恐怖もあるけど、正直なところ『頑張れる人々』への僻みと嫌悪が入り混じっている。

わたしは化粧もファッションも何一つ頑張れないし、全部諦めてきた。「上手になりたい」とか「かわいくなりたい」とかそういう気持ちもあんまりない。自分の努力でできることをすべて放棄して、マツエクとか、お金を出せば手に入るものしかしていないし、努力をしたくない。痩せようともしてない。

だから、努力できる人たちがまぶしいんだと思う。かわいくなって人生楽しー!って友だちもいるし、彼女はかわいいけど、彼女がかわいいこととあたしの人生は別物だ、と思う。うちもモテる人生をやってみたかったなとは思うが、モテるための努力はしてない。つうか、あたしはあたしなりにほかにアイデンティティを持ってやっているんで、その結果モテないならそれで良い。うちは誰かのアクセサリーじゃないし、誰かをアクセサリーにもしない。

でも、流れてくる美容垢を見ていると「ブスは生きてる価値ない」くらいの気迫を感じるので悲しくなる。

ブスとか言うなよ、と思う。呪いに満ちていて好きじゃない。

 

今日久々にドラッグストアの化粧品コーナーを見て、冷や汗が出てそそくさと出てきてしまった。情報量が多すぎるしどれがいいのかもわからなくて、なんか怖くなってしまった。若い女の人がいっぱいいて、真剣な顔で化粧品棚を見つめているのもなんだか怖い。

昔から若い女の人がたくさんいる場が苦手で、最近直ったと思ったけど、また戻ってしまったのかもしれない。ていうか、若者が怖い。大学を歩く時も結構怖い。中身がわからないからか、大学にいる学生も大人も、みんな未知の生き物みたいに見える。大学の大人(職員さんの方)ってなんであんなに冷たかったりにこりともしないんだろう。本当はロボットなのかなとたまに思う。

 

キャンメイクの「女の子って本当に楽しい!」というキャッチコピーが苦手だ。化粧もおしゃれも特別好きじゃないし、あんまりセンスがない。全裸で出歩くと捕まるから服を着ている。

昔友だちと遊びに行ったとき、「もっと化粧しなきゃね!」みたいなこと言われて、わたしなりに頑張って化粧して行ったから、全部ムダだったのかなあと思って帰ってすごい落ち込んだのを思い出す。別にそんなことないんだけど、「努力してる女の子はかわいい」みたいな言説を見ると、『オメーは女じゃねえ』くらい言われてる気分になる。女はかわいくなるための努力を怠ってはいけないのか?

 

まあたぶん全部思い込みで、そんなことはないし、美容垢も流れてくるたびにブロックしてるんでそのうち平和なTLになると思うけど(つうかツイッター辞めた方がよさそうだけど)、かつてのピンクを選べなかった自分・スカートを選べなかった自分、とかを思い出してちょっとウッとなった話でした。ピンク色のものやラブリーなものを選べるようになって、自分も身に着けていい・持っていいと思えるようになってよかったね。でも、ラブリーでいていいのは女だけじゃないんです。だから、男の人も望むならラブリーを身に着けていいと思う。『女の子』を特別視している男の人をよく見るけど、わたしもまた『男の子』を特別視しているし、そこにラブリーさを垣間見ています。

なんだか整合性がなくてすみません。気持ちが落ち着いてきたので寝ます。おやすみなさい

 

追記:なんかうまく書けてないけど、画一化された女の可愛さというものがあり、ピンク・ラブリー・ヒール・スカート・二重・目パッチリみたいなそういう流れ(あるいは、その時のトレンド)みたいなものに乗れない・努力できないオメーは女じゃねえみたいなそういう呪詛を勝手に受けているような気持ちになって苦しいって話がまずある。

で、最終的に今現在ピンクを選べるようにはなったけど、いつでも100%ピンクを選ぶ女になったわけではない。女らしい女であることを許容できなかった時代から少しか解放されてよかったね~という気持ちもありつつ、美容垢を見かけたりドラッグストアに行ったり街中の服屋に行くとそういう当時の鬱屈さみたいなものが思い起こされてしんどいよね~っていう話でした。マジで整合性がねえ、読むに堪えないかもしれん。読んでくれた人、ありがとうございます、そしてすみません…。おやすみなさい。