釧路に住んでいた時のこと

　釧路に住んでいた頃仲良くしていた男の子の実家が、さざ波という小料理屋をやっていた。小4の後半くらいでお父さんが亡くなって、お母さんがお店を継いでいたはずなんだけど、今もやっているのかどうかわからない。ホットペッパーグルメとかぐるなびにはお店の住所データがあるから、存在はしてるんじゃないかと思う。たかひろくん、元気にやっているだろうか。もしかしたらお店を継いでいるかもしれない、と思うけど、私は小5で札幌に越してきたので、たぶん私のことは覚えていないと思う。

　さざ波の2階に住居があって、小4の頃はしばしばみんなで集まって64で遊んでいた。よく覚えているのは、エキサイトバイクとスマブラ。友だちがトイレに行っている最中、勝手にプリンに設定してバトルを始めて、めっちゃ怒られたことがある。エキサイトバイクとスマブラ以外の記憶がないけど、他にカセットがなかったのかな。もうDSを持っている時代なのに、なぜかDSをした記憶がない。

　たまにデュエルマスターズをやる日があって(来るのは決まって男の子たちで、私はそれに混ぜてもらっていた)、カードを持っていないので眺めるしかない私にたかひろくんが「見てるだけじゃつまらないでしょ」と言って五元のロードライトというカードをくれた。カード1枚じゃ何もできないけど、うれしくて持って帰ってちゃんとしまった。その後もなくさず持っていたけど、カード1枚じゃ何もできないので捨ててしまった。

　彼の家は遠かったので自転車でしか行けなかった。だから遊んだ記憶があるのは夏だけで、冬は近所の友だちの家に遊びに行っていた。夏はみんなでチャリを漕いで、でかい船が地中に半分埋まってるみたいなデザイン(？)の公園によく遊びに行っていた。割と街中(私はその船が埋まっている公園を街中と認識していたが…)に彼の家は近くて、ビル群や歌屋のそば、国際交流センターのあたりを通った記憶がある。国際交流センターにある海外の今の時間が見れる時計、謎に好きだった。あとたぶん栄町平和公園のあたりも通った。そこでもたぶん遊んだ。が、船の公園が調べても分からない…。今もあると思うんだけど。

　彼のお父さんは寡黙な人だった気がする。寡黙というか、怖くてあまり話しかけたことがなかった。ある時遊び場である彼んちの2階から降りたらコーヒー牛乳が置かれていて(2階に上がる前に貰ったのに飲まずに上がったのかもしれない、忘れたが)、でかいハエが中に入っちゃってて、さすがに飲めなくてそのままにして帰ってきたことがある。悪いことをしたなあ。今なら飲むかといわれると飲めないと思うけど。そういえば遊びに行った時お母さんに会った記憶がないな。共働きだったんだろうか。

　18:00までに帰ってきなさいと言われたのに靴紐が自転車のタイヤに引っかかって取れなくなって、18:00を過ぎてもまだ彼の家の前でもたくさやってて、沈んでいく夕日と焦燥、の情景が結構鮮明に思い起こされる。昔のこと全部忘れたと思っているけど、ふとした瞬間に1つ思い出すとこうして紐づいていた記憶が全部思い出されて、不思議な気持ちになる。

　ていう思い出の話でした。マジであの船の公園とさざ波が今もあるかどうかとても気になっている。。そば寿司とかしわ抜き食べたいな。以上です。おやすみなさい。