就活について

就活と大学の関係性について考えたことを書いておきます。

私が就活してて感じるのは、「自分に何が向いているかを考える作業がめちゃ大事」ということです。そしてそれを考えるためには、この世にどんな業種・職種があるか、そしてどんな会社があるかを知る必要があります。その情報はオンラインや本でも手に入れられますが、できればインターンシップなどに赴いて情報や社風、業界の雰囲気なんかを感じることが大事です。それを考えると、2年生くらいからぼんやりと「何がやりたいかな」ということを考えて、3年生の夏にはインターンシップにバンバン行く必要があります。場合によっては2年冬とかから行ってもいいかもしれません(受け入れてくれるか否かは会社によると思うので、大学のキャリアセンターとかも含めて要相談だと思いますが)。自分は「1dayはあまり意味がないだろう」と思ってあまり行ってなかったんですが、結果として1dayでも物凄く役立ちました。実際に会社の雰囲気を見るのってとても大事だし、まあみんなよそ行きの顔をしている可能性はあるので入ってからじゃないと厳密な人間関係とか職場環境とかはわからないけど、なんとなく漂っている空気感っていうのは結構肌で感じられるものです。

で、この「業界を知る」みたいな作業は、一番大事だけど一番大変な作業だと思います。やりたい/やりたくないはさておき、とにかくいろんな会社を片っ端から見に行かないといけないわけなので……。しかしこれをおろそかにするとその後苦労するし、これをおろそかにするから多くの人(わたし含め)は「志望動機、書けない😢」みたいな事態に陥るんだと思います。だって比較すべき他の業界や他の会社の情報を全然持ってないのに「御社のこんなところが突出して良いと思った」を伝えなければいけないわけなので。比較対象の情報がわからないんじゃ比較しようがないことなんて、考えてみれば当たり前ですよね。

加えて、たくさんの業界を見て、知った上で自分で選んだなら比較的納得できる選択ができると思うんですが、比較対象もないまま「まあなんか雰囲気いいし良いか」くらいで運よく入れた場合、「思ったのと違った……」みたいなことになるんじゃないかなと。ここは入ってみないとわからないこと・実際に業務を体験してみないとわからないことなので一概には言えないところですが。後述しますが、色んな業種・色んな会社で2週間~1か月くらいの長期インターンができれば一番いいんだろうなと思います。

このように「業界を知る」作業はめちゃくちゃ良いことずくめなのですが、大変すぎるが故にあまりやる人がおらず、多くの人が苦労しているということなのだと思います。都市圏の人は当たり前にやってるのかもしれないけど。いや、普通に全然インターンとか行ってないのうちだけでみんな20社とか普通に行ってたらすみません。

 

話戻しますが、就活を大学に通いながらやるのってめっちゃしんどいと思うんですよ。大学生って別に勉強だけしてるわけじゃなくて、サークル活動やバイトや、色んな事をやっている人がいるし、卒業要件単位を取り切ったらあとは卒業まで学校に通わなくてもいいってわけじゃないと思うんです。まあいい人はいいかもしれないけど、学費だって払ってるし。でも、バイトやサークル活動や……様々なことをして就活もして、って無理じゃない?っていう気がするんですよね。少なくともみんながみんなできることではないと思います。それに、大学生の本分は勉強だと思うし、大学は職業訓練校じゃないはずです。成績悪い人のコメントとは思えないけどね。笑

だから大学を出た後に1年くらいいろんな会社で長期インターンをして、入りたい会社とかを見極める期間があってもいいんじゃないかと思うんですよね。今日本でそれをやろうとしても、既卒者が下の代のインターンと同じタイミングで参加させてもらえるのかとかは、よくわかりませんが……。そういうやり方があってもいいと思うし、その方が健全なような気がします。大学で学ぶ機会はもっと重視されていくべきじゃないかなと感じるんです。

 

っていう話をどこかにまとめておきたかったので書きました。私はやらなかった側の人間だし、やった側の人々がどれだけ「たくさん就活やってよかった~」と思うような結果を得られているかはわかりませんが、やっておいて損はないのは確かだと思います。採用する側・される側という関係性の中で大人と話すのは、就活という場面以外ではバイトの面接くらいでしかないことですし、バイト先の社員とか大人とかと話すのとはまた違った緊張感・楽しさがあります。大人と話すのが苦手な人は特に早めにインターンとか受けて、慣れておいた方がいいと思います。とはいえ、現行の制度では、友人と過ごす楽しい時間とかは多かれ少なかれ失われてしまうとは思いますが。。でも、自分の思いを自分の言葉で伝えられるのは、とてつもない強みだと思います。

私は自分の就活を後悔はしてませんが、大学は職業訓練校化していることにもう少し自覚的になるべきというか……これは大学が自覚すべきなのか、社会(企業側)が大学での学びを軽視していることを自覚すべきなのか、よくわかりませんが(どちらもかな?)、これは真剣に考えた方がいいんじゃないかと感じます。東京の大学行ったことないんで、東京の大学生たちは軽々とやってのけてるのかもしれませんが……。え~どうしよ、「北海道のヘボ大学生が喚いてるぜ!ギャハハ!」とか言われたら泣く……私の生きてるリアルと君らの生きてるリアルは違うから許して……

 

ていう話でした。勝手に空想上の東京の大学生にいじめられて終わりましたが、就活、やだよね~でも大事だよね~という話です。正直22で人生決められないよね。てかうち80歳になっても人生決められないと思う。あとうちは意識高い人間に対する不信感に満ちすぎてて、これをなんとかしないと危険だと思うんだけど、実際箕輪さんみたいな人もいるわけだし、なんかこう……見極めが難しいですよね。みんなどうやって見極めてるんだろう。意識高い人間を支持している友だちがいないからな……とりあえず自己啓発本でも読んでみようかな、DaiGoとかの……。ではそんな感じでした。また書きます。